ドリアンスケールとは
ドリアンスケールとは、西洋音楽の音階のひとつで、基本的な形は「1 – 2 – ♭3 – 4 – 5 – 6 – ♭7 – 1」となります。このスケールは、ナチュラルマイナースケールの6度がメジャーになった形とも言えます。6度がメジャーになることで、ドリアンスケールはメジャーとマイナーの中間的な印象を持ちます。ドリアンスケールは、ジャズ、ファンク、ロック、フュージョンなどの音楽ジャンルでよく用いられます。
「1 – 2 – ♭3 – 4 – 5 – 6 – ♭7 – 1」
ドリアンスケールは、モードのひとつで、ディグリーを持った和音に対して使われます。代表的な例としては、ドミナント7thコードの「V7」に対して使われることが多いです。V7のドリアンスケールを用いることで、クールでモダンな響きを作ることができます。
代表的な曲としては、カーティス・メイフィールドの「Move On Up」、ハービー・ハンコックの「Watermelon Man」、ジョン・コルトレーンの「Impressions」などが挙げられます。これらの曲は、ドリアンスケールを使用したギターやサックスのソロが印象的で、中間的な印象を表現しています。
ピアノスケール一覧はこちら